メキシコの福利厚生の内容とは?メキシコ在住者がお伝えします!

キャリア

メキシコで就業を検討している方やメキシコでの就業を決められた方の中には、メキシコの福利厚生に関して確認されたい方もいらっしゃるかと思います。本記事ではメキシコの法定と法定外の福利厚生に関してまとめていきます。ご参考になれば幸いです。

メキシコの法定福利厚生

メキシコの法定の福利厚生に関して記入します。日本と同じ様に社会保険、退職年金、残業手当、などが支給されています。より詳しい内容は下記の通りです。

社会保険制度

IMSS(社会保険庁)が運営する公立病院で、自己負担金なしで診察と薬を受けることができます。労災や後遺症のある人には給付金が与えられます。保険料の大部分を企業が負担します。

休日出勤手当

メキシコでは会社が定めた週の休日に出勤した場合、通常の賃金の2倍の賃金が支払われます。日曜日に出勤した場合、これにプラスして通常の賃金の25%の賃金がプラスで支払われます。企業によっては残業代の支給ではなく振替休日とする場合もあります。

有給休暇と有給手当

入社後1年で年に6日支給され、5年までは 毎年2日ずつ加算されます。5年以後は5年毎に2日ずつ加算されます。さらに休暇期間中の割増金としてその間の給与の最低25%が支給されます。企業によっては、入社後1年以降から6日以上の有給支給や、割増金を25%以上にしている場合があります。

年金

雇用主が被雇用者の月収の2%相当額を、被雇用主の個人アカウントに預金します。確定給付型ではなく、給付額は年金の運用実績によって変わります。被雇用者は60歳になって職に就いていない場合は、下記の退職年金制度の恩典が得られます。

  1. 1250週間(約24年)収めている方は生涯年金の権利が生じて毎月年金を受給
  2. 1250週間に満たなかった方は上記年金アカウントから一括して引き出すことが可能

上記の制度は60歳を過ぎて退職(IMSSを脱退)していれば、60歳で積立金の85%まで残りの15%は65歳を超えた時点で必要書類を揃えれば申請可能です。

年末ボーナス

本ボーナスはアギナルドと呼ばれ、最低月額給与の15日分相当の賃金の額が12 月20日以前に支給されます。中途入社や退職した者には比例分が算出され支給されます。企業によっては15日分以上支給している場合もあります。

労働者住宅基金

労働者住宅基金公団(INFONAVIT)が行い、労働者の住居用の土地や住居の購入や改装をするためのローンが受けられます。この基金の費用は月収の5%に相当する額を雇用主が負担し、被雇用者の負担はありません。

PTU

会社の課税所得の10%を利益が出た翌年の5月末までに従業員へ分配する制度です。原資の半分を従業員に労働日数比例で分配し、残りの半額を給与比例で従業員の給与の20%増しを上限として計算し支給します。

法定の休日(祝日)

メキシコでは下記の日にちが法定休日と定められています。

  • 1月1日(元旦)
  • 2月の第1月曜日(2月5日憲法記念日の振替)
  • 3月の第3月曜日(3月21日のメキシコ建国の父、ベニート・フアレス生誕日の振替)
  • 5月1日(メーデー)
  • 9月16日(独立記念日)
  • 11月の第3月曜日(11月20日メキシコ革命記念日の振替)
  • 12月1日(大統領改選の年のみ)
  • 12月25日(クリスマス)

残業手当

メキシコでは時間外勤務に対して、通常賃金の2倍の賃金が支払われます。時間外勤務は1日あたり3時間、週3回まで、週計9時間を超えてはならないと定められており、週9時間を超える勤務に対しては当局から罰則を科されるほか、通常の3倍の賃金が支払われます。さらに週9時間を超える残業は従業員が拒否する権利もあります。メキシコでは日本より残業に対して厳しい処置が取られています。

研修制度

管理職を含む全ての従業員に教育訓練を与える制度です。

出産・育児休暇

出産の前6週間及び産後6週間の有給休暇が与えられます。男性従業員にも5日間の有給休暇が与えられます。

授乳サポート

出産後の女性労働者は30分の授乳休憩を1日に2回取ることができます。もしくは双方合意の上、勤務時間を1時間短縮することが可能です。

勤続手当

会社都合退職の場合、勤続各年につき12日分の手当が支給されます。自己都合退職の場合は15年以上の勤務者のみ、各年につき12日分の勤続手当が支給されます。

不当解雇手当

不当解雇が発生した場合、3ヶ月分の給与と清算金(年末ボーナス、休暇と休暇手当、勤続手当の比例分)が支給されます。

メキシコの法定外福利厚生

メキシコの法定外の福利厚生に関してです。メキシコの企業の場合、法定外の福利厚生が充実している場合もあります。家賃補助、一時帰国のための渡航費の補助、民間保険のサポート等が付与されることがあります。法定外福利厚生が整っている企業もありますので、給与以外で福利厚生を確認することは重要です。

積立金(Fondo de Ahorro)

給与の13%上限に、雇用者と被雇用者が同額を積み立て、年末に払い戻す制度です。メリットとしては、非課税で積立金全額と利息が払い戻される点です。

住宅手当・社宅貸与

企業によっては住宅手当や社宅の貸与をする場合があります。支出の中で最も負担率が大きいのは家賃かと思いますので、住宅手当や住宅貸与があると非常にありがたいです。

通勤費補助(Ayuda de Transporte)

メキシコではガソリン代の補助、社用車貸与、通勤バスを手配する企業もあります。

渡航手当・引越し手当

企業によっては、日本からメキシコへ移動する際の渡航費や引越し代を負担するケースがあります。ただ、被雇用者が早期退職する場合、返金するように決められていることもあります。

無遅刻手当(Bono por puntualidad)

メキシコでは無遅刻無欠勤の場合、1日分の給与が加算されるケースが多いです。

フードクーポン(Vales de despensa)

給与の10%を上限として、食品を購入できる金券が会社から支給されます。

高額医療保険(Seguro de Gastos Médicos Mayores)

私立病院での診療、入院、手術等の場合で補助を受けることができます。

生命保険

一部のメキシコ企業では生命保険をサポートすることがあります。

一時帰国往復航空券

企業によっては日本への一時帰国代を負担する場合があります。

メキシコの慣習上の休日

法定休日に加え、メキシコの慣習上の休日を支給する会社もあります。下記が慣習上の休暇に当たります。企業によっては年末年始やお盆の時期を長期休暇にする場合もあります。

  • 3月または4月の(聖週間の木曜日と金曜日)
  • 5月10日(母の日)
  • 11月2日(死者の日)
  • 12月12日(聖母グアダルーペの日)

携帯電話・パソコン貸与

仕事で携帯電話やパソコンを多く使用すること多いため、によっては携帯電話やパソコンを貸与する場合もあります。

VISAサポート

メキシコでは、VISAの取得の手続きや費用、更新の手続きや費用を負担する場合がほとんどです。

まとめ

メキシコの法定と法定外の福利厚生に関してまとめていきました。メキシコでは福利厚生が充実している企業があります。法定の福利厚生はもちろんですが、法定外の福利厚生が充実している企業もあり、内容によっては更に余裕のある暮らしが送れる場合があります。そのため、給与面だけではなく福利厚生面も確認されることをお勧めいたします。

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