メキシコの医療事情と医療保険について!メキシコ在住者が解説します!

view of operating room メキシコ
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あなたが海外で生活する上で大変重要なのは医療や保険です。それはメキシコで生活する上でも同じことが言えます。メキシコの医療制度やメキシコの医療保険制度に関してメキシコ在住者の私が説明をしていきます。メキシコへの移住を検討している方のご参考になるかと存じます!

メキシコの医療制度

メキシコの医療レベルは一定の高い水準にあると言われています。ただ、メキシコの医療レベルは、都市部と地方、民間病院と公立病院、で大きな格差が生じています。都市部の病院や民間の病院では先進国と同等レベルの医療水準が保たれているのに対して、地方の病院や公立病院では予算不足により医療機材や設備の老朽化などが発生しています。

メキシコで経済的に余裕のあるメキシコ人や海外からの出向者に関しては、民間の私立病院で診察や治療を受けることがほとんどです。一部の私立病院では英語が通じる場合も多いです。

メキシコの医療保険制度

メキシコの医療保険制度は大きく分けて3つに分類がされます。また、主な保険への加入者は以下の通りです。

  • IMSS(社会保険庁の保険):民間正規労働者、自営業者(保険料を払う方のみ)
  • ISSSTE(公務員社会保険庁の保険):公務員、石油公社、国営企業、軍隊関連
  • Seguro Popular(大衆保険):社会保険制度対象外の国民(自営業、農村労働者、非正規労働者)

IMSS病院

社会保険庁の保険であるIMSSへの加入者は、IMSSが運営する全国の病院において治療を受けることができます。

IMSSに加入すると以下の様なメリットが発生します。

  • IMSSが運営する全国の病院において医療を受けることが可能
  • 診察・治療・薬代が無料
  • 労災や後遺症のある方には給付金の受給
  • 休業補助の支給(怪我等で仕事ができない場合、4日目から52週まで給与の60%相当受給)
  • 被雇用者の保険料の負担はわずかで大部分が会社負担

ただ、IMSS病院の患者数は極めて多く、不都合が発生することも多い様です。例えば、診察待ちの時間が長かったり、入院が必要な場合にすぐに入院ができなかったり、十分な入院期間が経つのを待たずして退院を迫られるなどです。

メキシコの私立病院

金銭的に余裕のある方や会社の福利厚生で民間の医療保険のサポートがある場合、私立病院に通われる方もいらっしゃいます。

私立病院では医療水準がIMSSと比較して高く医療設備が整っていると言われています。その反面、私立病院の医療費は高く、治療費、薬代、入院費は全て高額で請求がされます。入院となると医療費がかなり高額となるため、クレジットカードや前払い金での支払いが要求されることが多く、支払い不能な場合は診察も拒否されます。

メキシコの私立病院での医療費の例は下記です。

医療サービス金額
診察10,000円(検査・薬代は別会計)
血糖検査1,500円
腹部超音波検査25,000円
胸部X線検査4,000円
MRI検査90,000円
上部消化管内視鏡検査(麻酔科医への報酬を含む)100,000円
入院の室料10,000~80,000円(一泊につき)
集中治療室(室料)150,000円(一泊につき)
救急外来受診時の受診前のデポジット50,000円程度
救急車の搬送7,000円〜10,000円程度
緊急処置を含む救急車の搬送20,000円〜35,000円程度
メキシコの私立病院の医療料金

民間の医療保険

メキシコの私立の病院の医療サービスの料金は高額ですので、民間の医療保険への加入が必須です。

疾病治療の場合、その病気の免責額が定められており、その病気の治療費の合計金額が、免責額を超えてはじめて保険会社の補償を受けることができます。免責額ですが、メキシコシティでは2,200ペソ程と定められています。

また、疫病ごとの免責額に加えて、1回の通院、治療、手術に対しても自己負担額が定められています。免責額を超えていたとしても保険会社が全てを補償してくれるわけではなく、上記該当分の自己負担額(一般的に1割負担)は自己負担となります。

日本の保険の利用

メキシコに滞在しながら日本の保険の補償を受けることも可能です。

日本の医療保険

メキシコに滞在されながら日本の健康保険に加入をされている場合、日本の健康保険の補償を受けることが可能です。

日本の健康保険への請求の流れは下記です。

  1. 医療費実費を立て替える
  2. 書類の和訳文への翻訳(医師診断書、領収書等)
  3. 翻訳文の提出とともに日本の健康保険に請求
  4. 医療費の一部の払い戻しを受ける

ただ、補償を受けることができるのは健康保険の対象となる治療に限られており、かつ日本での標準治療費がベースとなります。詳細はあなたが加入する健康保険組合や市町村に確認をしましょう。

海外旅行損害保険

日本の海外旅行損害保険の補償を受けることもできます。補償を受けるためにはメキシコへの渡航前に加入することが原則です。

保険会社によってメキシコ国内の提携病院の治療をキャッシュレスで受けることも可能です。また、重度の疫病や怪我の場合、家族などの日本からの救援者の渡航費用も補償範囲とされることもあります。

補償の申請の流れは、医療費実費を立て替え、日本への帰国後に保険会社に請求するのが一般的です。具体的な補償範囲や申請の流れは保険会社によって異なりますので要確認です。

救急車

救急車は赤十字、救急車センター、民間の病院、民間保険会社、大規模な私立病院等へ依頼が可能です。メキシコの救急車は個人での要請が可能なものの、自家用車やタクシーで直接病院へ搬送する方が迅速であり確実であると言われています。私立病院の救急車の要請は有料となるため、できるだけ個人で病院まで搬送する方が良いでしょう。救急車の要請番号は下記です。

  • 救急車:5395-1111
  • 赤十字:5557-5757
  • 救急車センター:080

まとめ

メキシコの医療事情や保険事情についてまとめていきました。メキシコで安心そして安全に生活をする上で医療や保険は大変重要です。あなたがメキシコへの移住を計画したり実際に生活をする上での参考になれば幸いです。

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